
いきなり余談だったけど、そうは言っても、文字情報でしかこの曲を知らず、激しいロックンロールを期待していた俺には最初聴いたヤーディーズのヴァージョンは拍子抜けするものだった。当時はまだキース・レルフのシンガーとしての素晴らしさを理解していなかったのも事実だし、やっぱりあの意味不明なダブルトラック・ヴォーカル、あれに馴染めなかったのね。しかもうにゃうにゃと何歌ってるか良く解らないし。なんか、シャープでハードなサウンドを期待してたのにぐにゃっとした音像を聴かされて、戸惑いが大きかった。後から聴いたBBCライヴのヴァージョンはやっぱり解りやすくて良かったし、Stroll Onはもっと良かったな。このトラックでTrain Kept a Rollin'の歌詞載せて演ってほしかった、って思ってた(それはペイジ期のライヴヴァージョンを聴けば良い、という話なのだけど)。

そうなると結局、ありきたりなようだし、公式ヴァージョンは未だリリースされてないけどZepのヴァージョンが圧倒的だなあ、とも思ってしまう。やっぱりスピード感とハードさ、要するに俺が最初に(聴く前に)イメージしてたのは紛れもなくこれであって。リフに合わせたボンゾのハイハットのフレーズ(所謂「だちーちーちー」って奴)とか、パーシーの歌い回しとか、もう完璧なんだけど。如何せんブートのみで、完璧な音質のヴァージョンが殆どないってのが、ね。

その後、もっと反則なTall Cool Oneって曲が現れるんだけどそれは別途語りたいと思う。
いや、それだったらStroll Onでいいじゃん、って話なんだけど、今となってはそれもホントで、てかもうヤーディーズのスタジオヴァージョンのTrain〜でも全部よくて、この曲そのものが大好きで、いや勿論、ブラッドショウもバーネットも最高ですよ。オリジナルだもん。
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