2014年9月7日日曜日

Led Zeppelin / Out on the Tiles

Out on the Tilesとしての存在感の薄さ。

 こう言っちゃアレだけど、曲としてはGood Times Bad Timesの焼き直しじゃん。元々はロックンロールだったけど、こっちの方が少し味付けがファンキーになってる程度。ドラマー目線ではほとんど同じだし、リフだって似たような感じでしょ。イントロだけ新しく作って。

 ライヴでは少しの間フルで演奏されてたけど、俺が聴いた音源の範囲ではあまりしっくりいく演奏がなくて、そのせいかすぐにセットから落とされている。なんか出だしの音程が必ず怪しいんだよね。70年MSG夜の部はメドレーっぽく使ってて格好いいけど。ともあれ、その代わりと言ってはなんだけど、それ以降何やら、このイントロが便利に使われるようになる。
 
 Black Dogがセットリストに入るようになると、この曲のイントロを頭に付けてプレイされるのが定番になる。キーが同じなのかな?プラントの音取り用に付けてるんだろうね。73年ツアー後半でBring it on Homeのイントロが使われた以外はコレが定番スタイル。この時期だけ変えた理由はよくわからない。75年以降はアンコールでWhole Lotta Loveとのメドレーになるけど、それでも律儀に(?)Out on the Tiles introは付けられていた。再結成ライヴ時にはイントロ無しでいきなりプラントが歌い始めたのが驚きだったな。

 77年ツアーではMoby Dickに代わるドラムソロとしてOver the Topという曲が登場した……と思いきや、実態はOut on the Tilesを1コーラスインストで演奏してドラムソロに突入する、というもの。ヴォーカル入れりゃいいのにね。Out on the Tiles〜Drum Soloでもよさそうなものを何故かタイトルまで変える。しかもアウトロはこの曲に戻るんじゃなくてMoby Dick。良く解らん中途半端なアレンジ、というのが正直な印象。

 なんかメンバーに気に入られてるのか嫌われてるのかわからん扱いだけど、そのうえ最近出た2ndのデラックス盤に入ってたこの曲の初期テイク(インスト)がBathroom Musicとか更にタイトルが違ってて、良く考えたら歌詞にも特にOut on the Tilesとか出てこないし、何なのよ?って気分になったわけさ。

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