2014年10月29日水曜日

Santana / Soul Sacrifice

旧ブログでもやったネタだけども。

 そこかしこで散々言っているけど、俺にとってサンタナとはマイク・シュリーヴとグレッグ・ローリーである。シュリーヴとローリーのバンドにカルロス・サンタナっていうギタリストがいるらしいよ、くらいの扱いであり、流石にそれは言い過ぎだ。

 と言うのもやっぱりサンタナへの入り口はウッドストックでのSoul Sacrifice、というよりこの曲のドラムソロだったからだ。いや、正確にはライヴエイドのPrimera Invationで、この曲も大好き(勿論ローリーもシュリーヴもいない)なんだけど、アルバムをちゃんと聴こうと思ったのはSoul Sacrificeだったし、この曲を聴いた瞬間、Primera Invationはこの曲の焼き直しだというコトに気づいてしまったのだからむしろ第一印象の方が分が悪い。もっと言うと80年代のドラマー、グレアム・リアはシュリーヴに顔がそっくりでプレイは彼をもう少し雑にした感じであり、人間まで焼き直し感があってそれはあまりにも失礼な物言いじゃないか。

 サンタナ1stのレガシー・エディションには初期ヴァージョンも入っているし、勿論スタジオ録音もあって、この曲は結構色んなヴァージョンが聴ける。初期ヴァージョンははっきり言って出来がよいものではない(ドラムソロ以外もね)。スタジオ版は端正に纏まっているけど、やっぱりこの曲の神髄はライヴだ。

 YouTubeではタングルウッドでのライヴも観れるけど、やっぱりウッドストックのヴァージョンは白眉。ドラムソロのメリハリはこっちの方が圧倒的だと思う。俺にとっての三大ドラムソロの一つだけど、それはこのヴァージョンに適用される。この映画でサンタナは一躍注目されたっていうけど、それはやっぱりシュリーヴの功績が大きいんじゃないかな。他のテイクもいいけど、やっぱこの時のシュリーヴは別格だ。

 

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