2014年11月4日火曜日

トーべ・ヤンソン展、他

 日記っぽい話を書く。「っぽい」ので日記ではない。しかも今日の話でさえない。ある日の日記っぽい話だ。

休暇を取ってトーべ・ヤンソン展を観た。画家としてのヤンソンに焦点を当てた展示。勿論ムーミンの挿絵もあるけど、油絵が多く展示されてるのが目を惹いた。個性的な絵ではないし、正直挿絵画での線画のスタイルの方が好きだけど、初期にはその線画に進む萌芽のようなものが見え、ムーミンを経て一時挿絵画に油絵が引きずられたり、抽象に向かった後に一旦油絵から身を退くんだけど、その後に描いた自画像が秀逸。色々呑みこんだ感じで、総括感があった。

 画を観ていて「ああ、俺には切り取る能力が欠けてるんだな」って思った。広角や俯瞰でばぁーっと見るのが好きで、そういう目線でものを見ているみたい。で、絵を描いたり、写真を撮るときに一部を切り取って、フレームに収めるってことが苦手。見せたいところを切り出す、ってことが苦手なのね。それは実は文章も同じで、アレもコレも書きたくて長くてまとまりのない文章になる。

 ジャック&ベティで「イーダ」を観た。余白の多い画面構成を見てフレームの件、更に思った。そのあとネットで意見を拾ってたら「余白はフレームに神を収めるため。イーダが自分の意思で動きだすシーンは中央に彼女が収められる」って言うのがあって、まあ全てがそうじゃないんだろうけど、納得。で、今度は映画からそういうものを読み取る能力にも欠けてるよなぁ、って思ったり。まあ、映画慣れしてないから仕方ないっちゃそれまでだけどね。

 たけうま書房という古本屋で「日本のポータブルレコードプレイヤー展」というのをやっていて、観に行った。ジャック&ベティのすぐそばじゃないか。映画を観るまで暇だったりするときにふらふら歩いていたこともある通り。こういう面白そうな店を見つける能力も衰退してしまった。偶然で行きあたるのも下手糞になったなぁ。

 サブカルチャー系に強そうな品ぞろえ。そんな店内に可愛いポータブルプレイヤーが大量に(108台!)並ぶ。展示もお洒落で、特に正方形の棚に並べたのはもうこの棚ごと欲しい、って感じだったな。楽しい店。また行きたい。

 伊勢佐木町の安い中華料理店で昼飯を食う。美味しいし安いしボリュームもあるのに空いてる。平日の、昼休み少し外した時間だからかな?しかし、量も食えなくなったなぁ。

 書店やレコード店を冷やかして帰る。充実しつつも、自分という個体の衰退を強く感じた一日。

0 件のコメント:

コメントを投稿