2014年5月27日火曜日

Led Zeppelin / The Crunge

俺だってそうですよ、最初は理解できなかった。変な曲だし、つまんない曲、っていうかハードロックじゃないし。捉えどころないし、乗れないし。何が良いのかさっぱり。え?シングル?B面とは言え?え?A面はD'yer Mak'er?馬鹿にしてるのかな。いや、これに関しては馬鹿にしてたのかもしれない。Zep流のレゲエとZep流のファンクのカップリング。ハードロックバンド?誰がそんなこと言ったんだい?ははーん、さてはお前ら、Led Zeppelin IIIも駄目だったクチだろう?

 まあ、痛快だよね。

 英国のミュージシャンって結局人を馬鹿にしてるんだよね。悪気のある冗談に着いて来れる奴だけ着いて来いよ、っていう空気が常に流れてる。ビートルズからしてそうだった。俺の好きなバンドはみんなそうだ。俺はそれに慣らされてるから、いつの間にかこの曲も大好きになっていた。英国ロック聴いて慣らされたんじゃないんだよ。多分、ピーターラビットの絵本の時点で下地が出来てたんだ。お母さんありがとう。

 閑話休題。

 The Crungeが好きになったのはやっぱりドラマーの意地、っていう側面もある。このビートを叩きこなせるようになったら格好いい、っていう、意地って言うより見栄かもね。9/8拍子っていうハードル、それでいてファンクのグルーヴであること、ハイハットの複雑なフレージング。こなせたら格好いいじゃん。出来るだけクールに叩かなきゃいけないのよ。しかもボンゾだからヘヴィである必要もあるし。

 最初にコレでジャムれた時は最高だったなぁ。ニヤニヤしちゃった。全然クールじゃないですね。

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