2014年3月6日木曜日

アイドルを色々聴いてみた

 ももクロブログに書けば良さそうなことをあえてこっちで書く。

 ももクロに嵌って最初の頃は、「アイドルに興味があるんじゃなくてももクロファンになっただけだ」と公言していたし、それは嘘でも何でもなかった。周囲にも同じようなコトを言ってる奴らが沢山居て、でも彼らは徐々に他のアイドルにも惹かれていき、場合によってはそっちをメインにするようになった奴も居た。俺は彼らをあまり理解できなかったし、実際、他のを聴いても特にピンと来ることもなかった。とは言え、別に他を拒否していたわけもなく、機会があったら聴いてみるのも悪くない、という姿勢はあったたつもりだ。

 そういったわけで、色んな人から紹介して貰ったのを漠然とした興味を持って何組か聴いてみた。好きなのから嫌いなのまで思ったことを書き散らかす。(なお、ももクロ以前から聴いていたPerfumeは省く)

・東京女子流
 名前にはっきり「東京」とあるのに韓国のグループと誤認していたのは多分少女時代と混同していたんだと思う。音は普通のJ-Popだと思ったが、数曲80年代のブルーアイド・ソウルっぽい気配を感じる曲があってなんとなくじわじわ引っかかった。ひまわりがどうした、って曲が少し好き。
 俺が脚フェチなのを知ってる友人は「脚の綺麗さを前面に推し出して勧めれば良かった」と言うが、PVのフェティッシュな雰囲気(脚ではなく)はなんとなくツボを突く。俺が画像のような衣装を見て可愛いと思えるのは異例なんじゃないかな。ルックス的には整い過ぎかなぁ。

・私立恵比寿中学
 ももクロより圧倒的に普通の楽曲ながら明らかにクォリティの高い曲に驚く。それに気付くのに少し時間がかかったのは楽曲の出来にアルバム内でも差があるせいかもしれない。
 これに関しては面白い現象がある。最初は全体的にピンと来なかったのだけど、僅かに引っかかりがあった。それは多分映像を見ないで(アイドルとしてのキャラを知らずに)音だけを味わったせいだと思っていたのだけど、徐々に音だけで良くなっていった。それで「あ、曲がいいんだな」と気付いたんだけど。いまだに顔も名前もよく解らないけど、かなり好きな曲が幾つかある。結局ももクロ以外ではこの子達が一番気に入ったんじゃないかな。
 一番嵌ったのは(既に別途レビューしたけど)Another Dayって曲で、ポリシックスが手がけているだけのことはあってどう聴いてもゲイリー・ニューマンを引用している。
 ルックスは適度に地味でいい。あと、特にシングルのアートワークにメンバーの写真が使われないことがザラにある、ってのが凄い。アイドル、だよな?

・9nine
 どうしても名前を「きゅうないん」と読んでしまう。Twitterで誰かが「303使いのAcidアイドルソング」と紹介してた曲があって聴いてみたら爆笑したのが切っ掛け。コレも実際音しか味わっていないのだけど、女子流以上に普通なんだけどなんとなく嵌る。なんだろうな、慣れてきてるのかな。
 あと一時期少し話題になったけど、リフがOwner of a Lonely Heartのまるパクリの曲があって笑える。
 ルックス的には、絶妙に冴えないですねえ(笑)ああ、Perfumeのあーちゃんの妹が居るのってここかぁ。何となく納得(超失礼)。
 完全に余談だけど、彼女たちとももクロのリミックスを聴いた結果、tofubeatsが大嫌いになった。聴きづらくてたまらん。うるさい。

・チームしゃちほこ
 ようやく名前を覚えた。ずっとたこやき(後述)と混同して「しゃちほこレインボー」とか呼んでいたんだけど。たまたま誰かがPVをTwitterに流していたのを聴いたらなんか気が狂っている曲で、引っかかった。その後、イベントのLVで観たときのオープニング曲がこれまたAcid丸出しのハードコアテクノで大喜び。9nineより遙かにAdid臭くて、一人で大盛り上がりだったな。まだ音は所有してないけど、ちゃんと聴いてみたい。
 赤の子のどうしようもなく弱々しい声が妙にツボに入る。ルックスは、印象に残っていない。

・でんぱ組inc
 コレは苦手。ももクロがドラマで演じたTwinkle 5ってのが「俺がイメージするようなステロタイプなアイドル曲」みたいなのを演ってたんだけど、ソレをリアルにやってるのが彼女たち、って言う印象。アニソン方面の雰囲気が強すぎるのかなぁ。とにかくどの曲もテンポが速過ぎて同じに聞こえる。ちなみに、ビースティーズのSabotageをカヴァーしている(出来は良くない)。
 ルックスはもの凄く良いと思うし、俺が聴いた中ではアルバムのアートワークが圧倒的に良い。ジャケ買いする可能性があるのはでんぱとエビだけ。ジャケ買いしてがっかりしそうだけど。レンタルで済ませて良かった。

・ベビーメタル
 もともと評判が高い割には興味が持てなかった。これは単に上手いだけで、普通の女性ヴォーカルのジャパメタとしか感じず、そもそもメタルが好きじゃないので対象外。2曲くらいPV見たけど途中でやめちゃった。

・BiS
 コレも興味持ちそうで持てなかったんだけど、Quick Japanに載っていたマネージャーの発言で全部解った。今更マルコム・マクラレンとか言われても(笑)要するに過激風を演じたいだけで実際には過激でも何でもない。すっかり手垢にまみれた「過激」の縮小再生産だったのね。曲もありきたりなロック風味のポップスだし、佇まいにに品がないのも致命的だった。ヌードとか今更やったところで、何なの?って感じだし、見た目が何となく薄汚いのもまた。あえて控えめに言うけど、嫌い。

・たこやきレインボー
 しゃちと同じイベントで観た。「無理に大阪を演じている」感が強くて観ていて辛かった。嫌いではないが、可哀想。曲と容姿はももクロの二番煎じ。

 そしてこれだけ試しても一切興味が湧かないAKB系列の凄さ。

 以前と違って所謂「アイドルの曲」をすんなり聴けたのは、ももクロの曲でも苦手だったJ-Pop路線(オレンジノートとか)に比較的慣れてきたせいもあるのかも知れないし、ももクロに微妙な飽き(というより、音楽の過剰さに疲れ始めた)を感じたと共に代替品を求め始めたせいなのかも知れない。でもちょっと素っ頓狂なスターダスト所属のアイドル曲が聴きやすいのは、やっぱりももクロから入ったせいだろう。

 とはいえ、最近ももクロ含めてアイドルって分野自体に飽き始めてるのも事実だな。でもまあ、一回自分に入ってきたモノだからまたどこかで楽しくなるんだろうね。こういう広がり方は、嫌いじゃない。

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