
で、このなかで圧倒的に気に入ったのがダムドだったんだよね。クラッシュはなんか、歌詞を読んだわけでもないんだけど熱さと知的さが性に合わない感じがあったし、ピストルズは「俺のイメージするパンク」に合致し過ぎていた。どっちも嫌いじゃないんだけど、本気でハマる感じではなかった。
ダムドは適度に馬鹿っぽくて、なんかロックンロールパーティな空気があったし、そのくせLAメタルみたいなひたすら馬鹿ではなくてひねくれてて、知性を感じた。要するに知性の匙加減っていうか、クラッシュは馬鹿が不足してたんだろうね。メタルは馬鹿が多すぎたし。ダムドはいい塩梅だった。

まあ、こういう「○○だけで充分」ってのは得てして大嘘なもので、ジャパンで散々悔しい思いした話は何度か書いてるけど、ダムドにも勿論、それは当てはまった。
特にニック・メイスンがプロデュースした2ndなんて「プログレがパンクをプロデュースなんて面白いわけがない」って評判で、俺も当然全然無視してたんだけど、今聴くと2ndも、Black Albumも、Strawberriesも素晴らしいんだよね。それ以降(キャプテンが抜けてから、か)は聴いてないくて気まずいんだけど。森脇美樹夫が全部悪い。
そりゃあ、1,3枚目は圧倒的に凄いんだけどさ。個人的にはStrawberriesが好き。スピーディな1曲目、Igniteが特に大好き。あと2曲目のGeneralsは7インチ持ってるんだけど、ロトチェンコの作品をジャケに使っててそれがツボだったな。ダムドとロシア構成主義が繋がった!とか、嬉しいじゃん。音楽の話しろよ!って話だけどね。いや、Smash it Up系のポップなメロディも大好きなんだけどね。
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